2017.08.28

就きたい職種は何!?就活するなら職種も重要なポイント

就活中の皆さん、これから就活をするぞという皆さん、就職先は「会社」で選びますか?それとも「職種」で選びますか?現在の就活は「会社」で選ぶのが一般的ですよね。でもそれで本当に「自分がやりたい仕事」を見つけられるのでしょうか。今回は、就職先を職種で選ぶために必要となる「職種ごとの仕事内容の違い」を考えてみました。

 

 

営業・販売

まずは、営業と販売です。職業としての「営業」には、次の2つの意味があるようです。
1.利益を得る目的で、継続的に事業を営むこと、特に企業の販売活動を担う職種を「営業職」という
得意先を回って商品の紹介や売り込みをすること。「ルート営業」ともいう

つまり営業職とは、企業が提供する商品やサービスを顧客となる相手(個人や企業など)に対して宣伝し、「販売」につなげる活動をする職種です。当然ながら、自社が販売している商品やサービスについて深く理解し、それを使うことで顧客の日常や仕事がどう変わるのかを見極め、提案していく必要があります。また、営業のスタイルにはいくつかの方法があります。

  1. 既存顧客のところを回り、いわゆる「御用聞き」をしながら販売につなげていく方法
  2. Webサイトなどからの問合せがあった場合に訪問するなどして、提案から販売につなげていく方法
  3. Webサイトなどから営業先のターゲットを絞り込み、こちらから営業をしかけて販売につなげていく方法

1.は一般的に「ルート営業」といいます。分かりやすい例でいえば、国民的アニメ「サザエさん」に出てくる「三河屋のサブちゃん」です。2.はどちらかといえば「待ち」の営業、3.は「攻め」の営業と言えるかもしれません。いずれにしても、「ルート営業」だけで企業経営が成り立つケースもありますが、「攻め」や「待ち」の営業もある程度は必要となるでしょう。これらの方法で営業していくためには、顧客とのコミュニケーション能力、顧客への売り込み方としての課題解決力やプレゼンテーションスキルが必要です。

 

新規顧客開拓を常に求められる分野であれば、これらの力はとても重要なスキルです。

新入社員として就職した場合、その企業でのやり方がありますから、ある程度は先輩からの教育があります。しかしコミュニケーション力や課題解決力、プレゼンテーションスキルが最初から備わっているかどうかで、営業成績の伸び方は大きく変わります。もしも営業職として就活をしたいのであれば、学生の頃に中小企業での営業職をある程度経験していることは、非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。特にここ数年、青年のコミュニケーション能力はどんどん低下していると言われています今、企業側がもっとも必要とするのは「企業人としてのコミュニケーション力がある人材」かもしれません。 

 

商品企画・マーケター

ある企業が取り扱う商品やサービスについて、どのようなものが「売れる」のかを調べ、開発につなげる職種です。試しに「マーケター」を辞書で引くと、

  • 市場での売買をする
  • 市場調査に基づき、商品開発や販売促進を行う  という職種です。

ここでいう「市場」とは、その商品やサービスが売れるところです。対個人(BtoC)かもしれませんし、対企業(BtoB)かもしれません。例えばIT関連のシステムやハードウェアが売れる「IT市場」や、衣料品などが売れるアパレルの市場など、世の中には様々な市場があります。それぞれの市場によって、「消費者や顧客が求める商品・サービス」は全く違いますね。また時代の流れと共に「売れる商品・サービス」も変化していきます。こういった流れを的確につかみ、自社で扱う商品やサービスとして、どのようなものを扱うべきなのかを見極める職種と考えれば良いでしょう。いわゆるマーケティングです。

求められるスキルとしては、市場の流れをよみとる力、様々な方向から物事を考える力、高い分析力です。さらにこれらのスキルで得た様々な情報を、企業の中で後述する開発部門や、上司に対してプレゼンテーションする力も必要ですし、企業内で円滑な販売活動につなげていくためのコミュニケーション力も重要視されます。

 

こういった仕事も、就職すればもちろん先輩方から多くを学びますし、企業におけるマーケティング手法などもあるでしょう。しかしいずれにしても、学生の頃にある程度の経験を積んでいるかどうかで、この部署への配属時期が早くなるかもしれません。つまり、比較的若いうちから、自分がやりたいと思う仕事を任される可能性が高くなります。

 

技術・研究開発

前述の「商品企画・マーケティング」と大きく関係しますが、実際に新しい商品やサービスを作り出す職種です。商品企画・マーケターの部署から提示された企画書を元に、新しい商品やサービスに必要な技術要素を探し出し、それをさらに昇華させる形で、必要な商品やサービスを作り出していきます。その時にまだ存在していない技術などが必要ならば、自分たちで開発していくことも多々あります。

しかし、技術・研究開発という職種は、これだけではありません。「商品やサービスの企画書」を元にするだけではなく、自社の持つ技術力をさらに向上させるために、あるいは世の中にまだ無い商品やサービスを作り出すために、独自に研究や開発を進めることがあります。例えば、製薬会社などの開発部門をイメージすると分かりやすいでしょうか。世の中にはまだ無い、新しい薬剤を作り出すために、様々な成分の分析や効能に対する実験を重ね、実際に市場に「新薬」として提供するまでには、数年から10年以上の年月を要することもあります。

技術・研究開発として求められる人材像を考えてみると、高い技術力や知識を持っていること、探求心があること、知的好奇心にあふれていることはもっとも重要ではありますが、こういった非常に長いスパンでの仕事に意欲的に立ち向かえる人かもしれません。

 

逆に商品やサービスの分野によっては、ごく短いスパンでかなりの結果を出す必要もあるため、単に「気が長い」だけでは務まりません。

将来的にこのような職種で従事したいならば、自分の興味を持つ分野で、どのような技術力が必要とされるのか、実際に職業体験を通じて経験してみることをオススメします。「技術・研究開発」でのインターンは非常に少ないですが、それを企画する立場、販売する立場を経験するだけでも、ある程度「どのような研究が今後必要となるのか」が見えてくるのではないでしょうか。

 

総務・人事

もしかすると、これが一番分かりにくい職種かもしれません。実際に、某企業で「総務部門」と「人事部門」を担当した方に聞いてみました。

総務部門 Aさんの経験談

総務部門と聞くと、「何でも屋」とか「社内の雑用係」というイメージがあるかもしれませんが、それは違います。もちろん、こういったことも「社員の総意」としてやるべき事柄は、仕事として請け負いますが、それだけではありません。自分がいた総務部の目標はズバリ「会社のレベルアップ」でした。

総務部は社内で唯一、社内のすべての部署との強いつながりが必要な部署です。社内全体を客観的にみると、いわゆる実際の「現場」と言われる人たちとの間には、大きな壁が出来ていることが少なくありません。各部署間の潤滑油となり、社員全員をどうすれば「経営陣が目指す目標」にむけることができるのか、これを考えていく必要があります。
例えば、企業としての基準を満たすと判断される「ISO」がありますね。分野によって「ISO90001」や「ISO14001」などの違いはありますが、これらを取得するような時は、社員全員の視点を、「ISO取得」に向かわせる必要があります。

それから、福利厚生や安全衛生などにも気を配る必要があります。社員がいかに安全に、ストレスを溜めることなく、レベルアップしていけるのか。これを支えるのも総務部なのです。

求められるスキルとしては、非常に高いコミュニケーション力、社内全体を見渡せる観察力、社内の課題解決力、世の中の動き(法律的なことも含む)を読み取る力などが必要となります。

人事部門 Bさんの経験談

私自身は人事部で、新卒者や中途に関わらず、いわゆる「採用」に関わってきました。現在わが社ではどういった人材が必要なのか、どのようなスキルを持つ人を採用すれば良いのか、単に求人広告を出し、応募者を審査し、採用決定をするという単純なものではありません。実際に採用した人材が、自社にとってどういった働きをしてくれるのか、各部署からのヒアリングが必要ですし、経営陣との交渉も必要です。どうしてもその部署で上手く仕事が出来ない人が居れば、配置転換も考えなくてはなりません。良い意味での配置転換なら良いのですが、悪い意味での配置転換の場合「あなたは明日からこの部署(あるいはこの支所)へ行ってください」という宣告をするのは、非常に自分自身のストレスにもなります。

しかし、実際に採用した人材が、社に対して大きく貢献してくれると、非常に大きな喜びもあります。社にとっての人材は「宝」ですので、どれだけ大きな「原石」を見つけ出すことができるのか、これは人事部の手腕にもかかってきます。

求める人物像としては、高いコミュニケーション力、いわゆるビジネススキルのほか、人を観察する力も必要ですし、自分たちの判断で他人の人生を決めることもあるわけですから、決断力や冷静な判断力も必要かなと思います。

経理・財務

企業が発展していく上で、とても重要な立ち位置となるのが、経理・財務という職種です。いわゆる「企業のおさいふ」を預かるわけですから、どんなに小さなことでも「不正」は許されません企業にとってのキャッシュフローを把握し、経費と利益のバランスを常にコントロールしていくのが、経理や財務といった業種です。企業の中では、経営陣にもっとも近い位置にあるかもしれません。一般社員にとっては「経費精算」でお世話になることが多い職種ではないでしょうか。

経理部や財務部の使命としては、企業の現状を客観的な数値に置き換え、経営陣に対してタイムリーに報告することもあります。経営陣が的確な経営判断をする為に、見やすく分かりやすい自社の財務指標データを含めた情報提供をすることも必要ですから、素早く正確なデータを集め、分かりやすい資料を作らなくてはなりません。そのために必要なスキルとしては、

  • 「予算」の把握と、予定資金繰り表を理解できること
  • 企業としての「運転資金」を把握し、改善策を検討できること
  • 債務の最適化をはかれること
  • 営業キャッシュフローの改善策が検討できること
  • 適正在庫をについて理解し、運転資金計画が作成できること
  • 適正な生産計画や在庫計画、それに伴う調達計画が立てられること

などがあります。これらは実際に「社会人」として企業に勤めてみないと分からないことも多々ありますが、もっとも重要なのは「お金の流れが読めること」でしょう。その他、データ分析力や資料作成力、自分よりも上の立場の人たち=経営陣に対して「進言」することもありますから、高いコミュニケーション力も必要です。

 

 

まとめ

企業にはたくさんの部署があり、それぞれの役割は大きく違います。企業規模が大きくなるほど、他部署の仕事内容は分かりにくくなるでしょう。しかし自分が今後「どのような仕事をしたいのか」を考えるなら、どのような職種に就くべきなのかも併せて考えていく必要があります。そこでオススメするのが、中小企業でのインターンです。中小企業であれば、複数の部署における役割を兼任していることがありますし、各部署間の垣根が低くなるため、相手の顔を見ながらそれぞれの立場での役割を学ぶことが出来ます。規模に関わらず、さまざまな職種の業務内容を垣間見ることは、これからの自分の人生を考えたときに非常に大きなアドバンテージとなります。

また、自分が適した職業は何かを見極めるために、「自己分析」や「職種セミナー」を経験しておくのも良いでしょう。世の中にはあらゆる分野、あらゆる職種があります。その中で自分自身が「本当にやりたい仕事」は何なのか、就活前にこれをしっかりと見極めておくことが、就活成功の一番のポイントかもしれません

 

 

 

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