インターンシップに参加するにあたっては、どのような費用がかかるでしょうか。また、どれくらいの費用負担が必要になるでしょうか。具体的に見ていきましょう。

インターン参加の交通費は支給される?

インターンシップに参加するには、会社や会場に行き来するための交通費が発生します。インターン期間中の交通費が支給されるかどうかは企業によって異なりますので、事前にチェックするといいでしょう。

長期インターンで1カ月以上通勤するような場合は、交通費を全額または一部支給してもらえるケースが多いです。一部支給というのは、たとえば「1日1000円が上限」「1カ月3万円まで」など、一定の金額を支給される形になります。また、報酬が発生するインターンでは、給与の中に交通費が含まれることもあります。

一方、1日~2日程度で行われる短期インターンの場合は、交通費が支給されないケースが多くなります。地方から首都圏のインターンに参加する場合には、かなりの交通費が掛かってしまうことになります。

交通費以外でかかる費用

インターンシップに参加するにあたって、交通費以外でかかる費用にはどのようなものがあるでしょうか。

まずは、インターンに参加するためのスーツ代、靴代、バッグ代といった出費が考えられます。新しく買う必要がない人もいますが、インターン参加用に購入する人は多いでしょう。スーツや小物など一式をそろえると、平均で4万円~5万円かかるようです。

インターン当日にかかる費用としては、飲食費や宿泊代が考えられます。会社の人たちとランチに行ったり、一緒に参加したメンバーと食事に行ったりすることもあるかもしれません。また、地方から参加する場合は宿泊が必要になることもあるでしょう。

どんなところにお金を使った?

リクナビ「就職ジャーナル」の「学生×シゴト総研」には、学生たちがどのようなところにお金を使ったのかについて、生の声を紹介しています。いくつか見ていきましょう。

■意外とお金を使ったのは何? ~リアルボイス編~

・身だしなみに気をつけなくてはと思い、髪を切りに行ったり、シャツを新調したりした。気合を入れて2回も美容室に行ったので、合計8000円近くかかった。(大学4年生・経営学部・男子学生)

・数日間にわたるインターシップだったため、期間中は企業の宿舎を借りられたが、光熱費や水道代は自費だったので、結果的にやや宿泊費がかさんだ。(大学院1年生・生命環境科学研究科・男子学生)

・業界研究やビジネスマナーを学習するための書籍代が、思った以上にかかった印象です。(大学4年生・法学部・男子学生)

・海外インターンシップだったので、飛行機代は覚悟していたものの、団体申し込みの割に割引率が低く、思った以上の出費となってしまった。(大学3年生・総合社会学部・男子学生)

「インターンに参加するだけだから大したことはないと思っていたのに、思わぬ出費がかさんだ」という人もいるようです。当日近くなってから慌てることのないように、事前によく確認しておきましょう。

就活費用はどれくらいかかる?

ここまで、インターンシップでかかる費用について見てきましたが、ここからは就職活動全般にかかるお金について考えてみます。

就活にかかるお金は9万9564円

マイナビの「新卒採用サポネット」では「地方の学生は就活にお金がかかる、は本当か」と題して、各地の学生が3月~7月に就職活動に使ったお金の累計を紹介しています。このデータは、2019年卒予定のマイナビ大学生就職モニターへの調査データから集計されたものです。

調査によると、学生が3月~7月に就職活動に使った合計金額の平均値は9万9564円でした。内訳は、「交通費・宿泊費」が7万7048円、「その他費用」が2万2516円。主な「その他費用」はスーツ代と書籍代となっています。

地方ごとに見る就活にかかった費用

就職活動にかかる費用の平均値は9万9564円でしたが、地方ごとに見るとどのような金額になっているでしょうか。同調査では10区分に分けて調べていますので、結果を見てみましょう。

■地方区分ごとに見る就職活動にかかった費用(カッコ内は「交通費・宿泊費」/「その他費用」)

  • 「北海道」・・・14万3511円(12万827円/2万2685円)
  • 「東北」・・・13万4019円(11万3562円/2万457円)
  • 「関東」・・・6万6272円(4万5263円/2万1009円)
  • 「甲信越」・・・13万3326円(11万6511円/1万6815円)
  • 「東海」・・・10万8902円(7万8872円/3万30円)
  • 「北陸」・・・14万5022円(12万5931円/1万9091円)
  • 「関西」・・・9万9799円(7万8507円/2万1291円)
  • 「中国」・・・15万452円(12万6902円/2万3549円)
  • 「四国」・・・10万9605円(7万8312円/3万1293円)
  • 「九州」・・・14万4298円(12万640円/2万3658円)

地方区分ごとにかかった費用を見てみると、中国、甲信越、北海道で平均費用が高くなっています。その他費用には大きな差がないことからもわかるように、地方の学生は「交通費・宿泊費」で大きく費用がかさむことがうかがえます。

地方から都市圏に移動しながらの就活を考えている人は、かかる費用についても頭に入れておくようにしましょう。