教育系企業と聞くと、どのような会社を思い浮かべるでしょうか。一般的には学習塾や予備校など、児童や生徒を対象にした事業をイメージすることが多いと思いますが、最近では対象年齢もサービスも非常に幅広くなっています。今回は、教育系企業の「働きやすさ」に注目したランキングを紹介していきます。

企業研究に役立つデータとは?

インターンシップの参加先企業を決める時や、就活に向けて企業研究をする時には、さまざまな企業データが参考になります。会社概要データの他にも、学生や社会人に向けて行われたアンケート調査の結果なども役に立つでしょう。

さまざまな業種や職種がある中で、今回は教育系企業に的を絞った「教育系職種の働きやすい企業ランキング」を紹介します。これは企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が発表したもので、就活準備にぴったりなデータを知ることができるものとなっています。

この調査は、キャリコネ会員に自分の勤務先企業を評価してもらったもので、「労働時間」「やりがい」「ストレス度の低さ」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目で評価しています。

「教育系職種の働きやすい企業ランキング」

それでは、「キャリコネ」が発表した「教育系職種の働きやすい企業ランキング」を1位から10位まで紹介しましょう。

■「教育系職種の働きやすい企業ランキング」

1位「河合塾」

総合評価3.44(労働時間3.30、やりがい4.15、ストレス度の低さ3.00、休日3.20、給与3.60、ホワイト度3.40)

「事務職の場合、休日出勤はあるが、シフト制により完全に代休取得可能。ただし業務の性質上、正月は1日のみ休日。夏休みは取れないが、残業についてはすべて残業代が出る。残業を減らす努力が求められており、ライフワークバランスは取れる会社である」(教師・インストラクター/50代前半男性/年収850万円/2016年度)

2位「さなる」

総合評価3.33(労働時間3.14、やりがい4.14、ストレス度の低さ2.89、休日2.95、給与3.66、ホワイト度3.20)

「福利厚生は社会保険完備で、各種手当があって、加えて保養所があるという感じ。社内環境の特徴としては、勤務の終わる時間が遅いので機会多くはないが、たまにみんなで食事に行ったりもする。仕事が大変なぶん、働くメンバー同士の結束が強く、職場の雰囲気がいい」(教師・インストラクター/30代前半男性/年収420万円/2018年度)

3位「市進」

総合評価3.23(労働時間3.80、やりがい3.73、ストレス度の低さ2.93、休日3.00、給与2.60、ホワイト度3.33)

「人間関係は非常によい。普段子どもと接しているせいか、ひどい対応の人は少ない。もちろん、塾講師のため、クセのある人もちらほらとはいるが、概ね、いたってノーマルで、人当たりの良い、優しい人が多い」(教師・インストラクター/40代前半男性/年収500万円/2015年度)

4位「臨海」

総合評価3.21(労働時間2.73、やりがい4.14、ストレス度の低さ2.68、休日2.89、給与3.48、ホワイト度3.37)

「(女性の働きやすさに関して)女性の管理職もたくさんいるので、能力次第だと思います。仕事柄、男性の方が多いのですが、だからといってガチガチの男社会というわけでもないので、女性が上に行くことに社として大きな抵抗もありません」(教師・インストラクター/20代後半女性/年収400万円/2017年度)

5位「京進」

総合評価3.05(労働時間3.14、やりがい3.86、ストレス度の低さ2.50、休日3.14、給与2.93、ホワイト度2.71)

「生徒とのコミュニケーションをとりつつ、とてもやりがいのある仕事でした。生徒の成績があがると、とてもやる気になります。しかし実際、うまくコミュニケーションを取れない生徒も出てきたため、全てがうまくはいきません。それなりの関係性を保ち、生徒とうまくやることが大切だと思います」(教師・インストラクター/20代前半女性/年収250万円/2014年度)

6位「駿台予備学校」

「予備校なので基本的には365日休みなく校舎は開いています。月に1、2回の休日出勤は覚悟しておいたほうがいいのではないでしょうか。一週間のうち、必ず2日は休まないといけないというルールがあるので休日出勤分の振替はきちんと取れるようになっています。残業は担当している業務にもよるかと思いますが、繁忙期以外は割とすぐに帰れます」(教師・インストラクター/20代後半女性/年収220万円/2014年度)

7位「コナミスポーツクラブ」

「大手の傘下にあるため、福利厚生は揃っているほうであると思います。待遇に関しても、他業種民間に比べるとサービス業であるため、劣るのは仕方ありませんが、同業他社と比べれば、恵まれていると思います。社内環境も、駅前の一等地に出店しており、通勤が便利であるのはいうまでもなく、設備的にも整っていると思います」(教師・インストラクター/40代前半男性/年収350万円/2013年度)

8位「秀英予備校」

「(やりがいに関して)なんといっても子どもたちの反応がよかったり、テストや受験で結果を出してくれたりしたときが嬉しい。空き時間にする雑談もなかなか楽しく、卒業や転勤のときに手紙をくれたりするときが嬉しい。反面、好き嫌いで判断されることも多いので、特にこれといった原因もなく嫌われてしまった先生を見ていると理不尽さを感じることも。メンタルの強さは必要」(教師・インストラクター/30代前半女性/年収400万円/2014年度)

9位「リソー教育」

「年収でみると満足のいく額をもらえていました。営業成績によって月収に差があり、残業時間によっても違ってくるので、基本給が上がればいいかなと思います。今後、少子化が進み子どもにかける教育費は年々伸びるかと思うので、業界全体として底上げを期待している人も多くいます」(教師・インストラクター/30代後半男性/580万円/2013年度)

10位「ウィザス」

「最近では女性の教室長も少しずつ増えてきています。なかには、エリア長になっている女性もいますよ。会社全体としても『女性だから~』という考えはほとんどなく、性別関係なくどんどん仕事をさせてもらえます」(教師・インストラクター/20代前半女性/年収250万円/2012年度)