1月に入り、20年卒予定の学生たちは就活準備を進めているところだと思います。興味のある業界についての情報収集や研究は順調にできているでしょうか。今回は「志望業界」にスポットを当てて、インターンシップや就活の役に立つような情報を紹介していきます。

志望業界は決定している?

20年卒予定の学生に聞いたところ、「すでに志望業界が決まっている」と答えた人が7割を超えることがわかりました。

これは、株式会社ディスコが「キャリタス就活2020 学生モニター調査結果」として発表した「11月後半時点での就職意識調査」の中で公表された結果です。多くの学生が志望の業界について決定していることがわかります。

志望業界の決定状況<全体>

調査について詳しく見ていきましょう。学生に「志望業界の決定状況」についてたずねたところ、以下のような結果となりました。

■志望業界の決定状況<全体>

  • 「明確に決まっている」・・・21.4%
  • 「なんとなく決まっている」・・・51.9%
  • 「決まっていない」・・・26.7%

「明確に決まっている」「なんとなく決まっている」と回答した人の合計割合は73.3%となり、7割以上の人が「志望業界が決まっている」ことがわかりました。

志望業界の決定状況<文理・男女別>

次に、「志望業界の決定状況」を文理・男女別に見てみましょう。

■志望業界の決定状況<文系男子>

  • 「明確に決まっている」・・・20.1%
  • 「なんとなく決まっている」・・・49.8%
  • 「決まっていない」・・・30.1%

■志望業界の決定状況<文系女子>

  • 「明確に決まっている」・・・17.1%
  • 「なんとなく決まっている」・・・48.3%
  • 「決まっていない」・・・34.5%

■志望業界の決定状況<理系男子>

  • 「明確に決まっている」・・・25.7%
  • 「なんとなく決まっている」・・・56.0%
  • 「決まっていない」・・・18.3%

■志望業界の決定状況<理系女子>

  • 「明確に決まっている」・・・25.3%
  • 「なんとなく決まっている」・・・57.4%
  • 「決まっていない」・・・17.3%

文系では「志望業界が決まっている」とした人が男女ともに7割弱だったのに対し、理系では8割を超える人が決まっていると回答しています。文系よりも理系の学生のほうが、志望業界を決めている人の割合が大きいことがわかります。

志望する業界はどこ?

調査では、志望業界が「ある」と回答した学生に対して、具体的な業界はどこなのかをたずねています。志望業界として多く挙げられた回答をランキング形式で紹介しましょう。

具体的な志望業界<全体>

まずは、全体のランキングを1位から10位まで紹介していきます。

■志望業界(5つまで選択可)<全体>

  1. 「医薬品・医療関連・化粧品」・・・18.5%
  2. 「水産・食品」・・・17.7%
  3. 「素材・化学」・・・17.2%
  4. 「調査・コンサルタント」・・・16.8%
  5. 「情報・インターネットサービス」・・・16.7%
  6. 「電子・電機」・・・15.8%
  7. 「商社(総合)」・・・14.6%
  8. 「銀行」・・・14.5%
  9. 「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」・・・14.0%
  10. 「建設・住宅・不動産」・・・13.8%

ディスコでは前年も同様の調査を行っていますが、前年1位の「銀行」は今回調査では8位となりました。今回1位となった「医薬品・医療関連・化粧品」は前年6位、2位の「水産・食品」は前年も2位でした。

具体的な志望業界<文理・男女別>

次に、具体的な志望業界ランキングを文理・男女別に見てみましょう。こちらは5位まで紹介します。

■志望業界(5つまで選択可)<文系男子>

  1. 「商社(総合)」・・・25.0%
  2. 「銀行」・・・23.3%
  3. 「調査・コンサルタント」・・・20.8%
  4. 「情報・インターネットサービス」・・・17.0%
  5. 「マスコミ」・・・16.7%

■志望業界(5つまで選択可)<文系女子>

  1. 「マスコミ」・・・24.8%
  2. 「銀行」・・・20.2%
  3. 「水産・食品」・・・17.4%
  4. 「調査・コンサルタント」・・・16.5%
  5. 「ホテル・旅行」・・・15.6%

■志望業界(5つまで選択可)<理系男子>

  1. 「電子・電機」・・・30.6%
  2. 「素材・化学」・・・25.7%
  3. 「情報・インターネットサービス」・・・23.7%
  4. 「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」・・・22.4%
  5. 「自動車・輸送用機器」・・・21.6%

■志望業界(5つまで選択可)<理系女子>

  1. 「医薬品・医療関連・化粧品」・・・46.3%
  2. 「水産・食品」・・・37.3%
  3. 「素材・化学」・・・32.8%
  4. 「建設・住宅・不動産」・・・17.2%
  5. 「官公庁・団体」・・・13.4%

志望業界を選んだきっかけは?

ここまで、20年卒予定の学生の志望業界について見てきました。最後に、志望業界を選んだきっかけについて紹介しましょう。

■第一志望の業界を志望したきっかけ

  1. 「インターンシップに参加して興味を持った」・・・49.6%
  2. 「業界研究の結果、興味を持った」・・・47.7%
  3. 「自己分析の結果、自分に向いていると思った」・・・36.3%
  4. 「その業界の商品やサービスのユーザーとして興味を持った」・・・21.6%
  5. 「ゼミや研究室で専門的な勉強をして興味を持った」・・・21.4%
  6. 「大学入学前から志望していた」・・・17.2%
  7. 「先輩がその業界に入社したことで興味を持った」・・・9.9%
  8. 「親や家族がその業界で働いていて興味を持った」・・・6.8%
  9. 「親や家族の勧めで興味を持った」・・・4.5%
  10. 「教授の勧めで興味を持った」・・・1.6%
  11. 「友人が志望しているのでその影響で興味を持った」・・・1.0%

この調査では前々年、前年と2年連続で「業界研究の結果、興味を持った」が1位でしたが、今回は「インターンシップに参加して興味を持った」が最多となりました。

これは、インターンシップを開催する企業が増え、参加する学生も増加していることが要因と言えるでしょう。参加したインターンシップに影響を受けて、その業界に興味を持つ学生が多いことがわかります。

インターンシップへの参加がまだという人は、ぜひ冬インターンに参加して見聞を広げてみましょう。