インターンシップに参加をする前と後では、その企業に対する就職志望度はどう変化するでしょうか。今回はディスコの「キャリタス就活2020 学生モニター インターンシップ特別調査レポート」の結果をもとに、インターンシップ参加と就職志望度について考えてみましょう。

参加前と後ではどのような意識の変化がある?

インターンシップに参加する学生が年々増加しています。ディスコが「キャリタス就活」のモニター学生を調査したところ、2020年卒予定者のインターンシップ参加率は86.2%という結果となりました。

今や参加するのが当たり前とも言えるほどのインターンシップですが、参加することによってどのような意識の変化が生まれるのでしょうか。インターンシップに参加する目的や探し始めた時期などを紹介しながら、就職志望度の変化についても見ていきます。

インターンシップの参加目的

まずは、インターンシップに参加する目的を見ていきましょう。同調査によると、「自身の成長のため」「業界研究のため」「就職活動の自己PR等に使いたい」「その企業をより深く知るため」「その企業の選考を有利にするため」といった目的が挙げられています。

とくに6月以前の早い時期では、「自身の成長のため」と答える人の割合が高くなっています。また、時期が遅くなるにつれ「その企業をより深く知るため」の割合が高くなってくることから、就活時期が近づくにつれ企業研究の意味合いが強くなっていることがわかります。

情報を探し始めた時期は?

同調査では「インターンシップに関する情報を探し始めた時期」についても質問しています。最も多かった回答は「大学3年生の6月」(40.5%)でした。続いて「大学3年生の10月以降」(11.2%)、「大学3年の5月」(10.3%)、「大学3年の7月」(10.2%)、「大学3年の8月」(8.7%)、「大学1~2年生」(8.4%)といった順になっています。

「大学3年生の6月」に回答が集中しているのは、夏インターンに参加する学生が多いことと、インターンシップ情報を6月に解禁する企業が多いためだと考えられます。同様に参加者が多い冬インターンに向けた準備を行うため、「大学3年生の10月以降」と答える人の割合も高くなっていると考えられます。

参加前と後での就職志望度の変化は?

それでは、インターンシップに参加する前と後では、就職志望度がどのように変化したのかを見ていきましょう。同調査では「インターンシップ前の就職志望度」と「インターンシップ後の就職志望度」の両方を質問しています。

「インターンシップ前の就職志望度」の回答割合を見ると、「この企業に就職したい」が25.2%、「この業界に就職したい」が34.4%、「この職種に就きたい」が7.4%、「就職は意識しなかった」が33.1%という結果でした。

一方の「インターンシップ後の就職志望度」を見ると、「この企業に就職したい」が44.2%、「この業界に就職したい」が25.4%、「この職種に就きたい」が8.4%、「この企業(業界・職種)には就職したくない」が21.9%という結果でした。

2つの結果を見比べてみると、参加前と後では「この企業に就職したい」と答える人の割合が大きく増えることがわかります。インターンシップを体験することによって、その企業に対する就職志望度が上がっていることが見てとれます。

「就職したい理由」と「就職したくない理由」

同調査では、インターンシップに参加した企業の「就職したい理由」と「就職したくない理由」についても質問しています。回答を多い順に見ていきましょう。

「就職したい理由」で最も多かった回答は「事業内容に興味がわいた」(68.2%)でした。続いて、「職場の雰囲気がよかった」(62.7%)、「仕事内容が自分に合っていると感じた」(47.6%)、「自分が成長できそうに思えた」(44.1%)、「入社後の待遇がよいと感じた」(29.1%)、「尊敬できる先輩社員に会えた」(23.6%)、「もともと就職先として志望していた」(23.3%)などとなっています。

一方、「就職したくない理由」で最も多かった回答は「仕事内容が自分に向いていないと思った」(49.3%)でした。続いて、「事業内容に興味が持てなかった」(38.2%)、「職場の雰囲気が合わないと思った」(30.5%)、「入社後の待遇が悪そうだった」(15.1%)、「自分が成長できそうに思えなかった」(14.9%)、「他の参加学生と合わないと思った」(13.1%)、「社員の印象・対応が悪かった」(11.2%)となっています。

両方を見比べてみると、「事業内容に興味が持てるかどうか」「職場の雰囲気が合うかどうか」「仕事内容が自分に向いているかどうか」の3点に注目が集まっていることがわかりました。

まとめ

今回は、「インターンシップ参加で就職志望度はどう変化する?」と題して、インターンシップに参加する目的や探し始めた時期、就職志望度の変化について見てきました。

参加をする前と後で心境に変化があるのは、インターンシップに真剣に参加した姿勢の表れとも言えます。さまざまな経験を通しながら、自分に合った企業を見つけていきましょう。