これからインターンシップに参加しようという人もたくさんいると思いますが、参加する目的は明確になっているでしょうか。今回は「インターンシップに参加するのは就活に有利だから?」というテーマで、参加の目的について考えていきます。

インターンシップへの参加は内定のため?

「インターンシップに参加したほうがいい」という話はよく耳にしますが、どんな目的で参加している人が多いのでしょうか。インターネット上では「インターンシップに行くと本採用につながる」「内定に直結する」という記述を見かけることも多いですが、「採用につながるから」というのが大きな目的なのでしょうか。

マイナビが2020年卒予定の学生を対象にアンケート調査をした結果から、就活生の意識について見ていきましょう。

インターンに参加する目的は?

マイナビの「2020年卒 マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査」では、2020年卒予定の学生を対象にさまざまな就活に関する質問をしています。

その中からまずは、「あなたがインターンシップに参加する目的として当てはまるものをすべてお選びください」という設問について見ていきましょう。

1位は「どの業界を志望するか明確にするため」

同調査で「あなたがインターンシップに参加する目的として当てはまるものをすべてお選びください」と質問したところ、最も多かった回答は「どの業界を志望するか明確にするため」(64.0%)でした。

続いて、「どの職種を志望するか明確にするため」(60.5%)、「自分が何をやりたいのかを見つけるため」(53.8%)、「仕事に対する自分の適性を知るため」(45.2%)、「社会勉強のため」(40.8%)、「特定の企業のことをよく知るため」(37.8%)、「志望企業や志望業界で働くことを経験するため」(37.4%)、「就職活動に有利だと考えたため」(34.7%)、「自分の力を試すため」(20.9%)となっています。

志望業界や志望職種を明確にするため、という回答が6割を超えた半面、「就職活動に有利だと考えたため」という回答は34.7%という結果でした。「就活に有利だから」と答えた人が意外と少ないということがわかります。

インターン参加はどう役立つ?

また、同調査では「インターンシップに参加して得る経験は今後どのように役に立つと思いますか」という質問もしています。

最も多かった回答は「業界に対する理解を深める」(76.3%)、次に多かったのが「職種に対する理解を深める」(71.6%)、続いて「企業に対する理解を深める」(67.7%)、「自分の適性の理解が進む」(62.4%)、「働くことや社会人になることをイメージできる」(42.2%)、「面接時の話の材料にできる(自己PRになる)」(39.4%)、「参加した企業に自分をアピールできる」(34.2%)、「早く就職活動を開始するきっかけになる」(29.2%)、「グループディスカッションや面接を経験できる」(27.5%)、「人脈が広がる」(26.0%)、「採用選考の一部が免除になるなど、就活に有利になる」(18.2%)という結果となっています。

この質問でもやはり、業界研究や企業研究、または自己分析に役立つといった意見が多く、「就活に有利になる」ことに関しては、それほど期待していない様子がうかがえます。

参加してよかった点

ここまでは、これからインターンシップに参加をするという学生に聞いた回答結果を紹介してきました。では、実際にインターンに参加をした先輩はどのような感想をもったのでしょうか。

リクルートキャリアの「就職白書2018-インターンシップ編-」から、調査結果を見ていきましょう。

「業種について具体的に知れた」67.4%

同調査ではインターン参加経験者に対して、「インターンシップに参加してよかったと思う点」をたずねています。

最も多かった回答は「業種について具体的に知ることができた」(67.4%)でした。続いて多かった順に、「仕事内容を具体的に知ることができた」(62.5%)、「企業・職場の雰囲気を知ることができた」(35.8%)、「企業の事業内容を具体的に知ることができた」(34.3%)、「自分のスキルを見極めることができた」(18.1%)、「自分自身のキャリア観を明らかにすることができた」(16.0%)、「他の就職活動中の学生との人脈を作れた」(12.7%)、「社会人との人脈を作れた」(11.6%)、「インターンシップに参加した企業から内定取得できた」(11.2%)といった結果です。

参加前の学生が期待している通り、「業種や仕事内容について詳しく知ることができた」と感じた先輩は6割以上もいました。やはりインターンシップは、企業研究や仕事研究、自己分析に役立てることができるようです。

また「就活に有利になった」という回答はやはり少なく、「インターンシップに参加した企業から内定取得できた」と答えた学生は11.2%にとどまりました。ただ、回答の比率は1割超と少なめな感じではありますが、「インターン参加で内定を取得した」と答えた人が10人に1人以上いることを考えると、「就活に有利」という考え方も間違いではないような気がします。

まとめ

今回は「インターンシップに参加するのは就活に有利だから?」というテーマで、参加の目的について考えてきました。多くの学生が、インターンシップへの参加は企業研究や業界研究に役立つ、としています。また、「就活に有利」という回答は多くはないものの、一定数の学生は内定に直結していることがわかりました。