2021年卒予定の学生を対象としたインターンシップのエントリーが始まっています。「インターンシップにはやっぱり行くべき?」「早くから動いたほうが有利なの?」と疑問に思っている人へのアドバイスとして、今回はインターンシップの現状についてお送りします。

まずは情報を集めてみよう

インターンシップは、夏休みの時期に行われる夏インターンと、冬休みの時期に行われる冬インターンの2つの時期に数多く実施されています。大学3年生の6月から夏インターンの募集が盛んになってきますので、「インターンには行かなきゃダメなの?」「エントリーってどうすればいいんだろう?」と悩む人も増えてくるでしょう。

この時期になると、インターン情報サイトを利用し始める人も多くなります。サイトにはたくさんの情報が集まっていますので、まずは利用してみることをオススメします。

インターンシップに行くべきかどうか悩んでいるなら、知ることから始めてみましょう。インターンで得られることやメリット・デメリットなどを知ることで、自分にとって必要な経験となるかどうかの判断ができるはずです。

企業の実施状況を見てみよう

毎年、数多くのインターンシップが実施されています。企業のインターンシップの実施状況やアンケート調査には参考になる部分がたくさんありますので、いくつか紹介していきましょう。

インターンシップ実施状況

ディスコが発表している「2020年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査<2019年2月調査>」は、「キャリタス就活」の掲載企業をはじめとした1306社から得た回答を集計し、まとめたものです。

まずは、今年度(2018年4月~2019年3月)のインターンシップ実施状況について見てみましょう。全体の結果では、「今年度は前年度に引き続き実施した」64.9%、「前年度は実施しなかったが今年度は実施した」10.0%、「前年度は実施したが今年度は実施なし」3.1%、「前年度に引き続き実施なし」22.0%という結果でした。

「実施した」と回答した企業は全体では74.9%でしたが、企業規模300~999人の企業では78.7%、1000人以上の企業では89.6%となっており、企業規模が大きくなるのに比例してインターンシップの実施率も上がることがわかりました。

「インターンシップの目的」

次に「インターンシップの目的」を見ていきます。企業がインターンシップを実施する目的とは何でしょうか。

同調査によると、「採用活動のための母集団形成」83.3%、「企業PR、イメージ向上」60.6%、「学生の職業観の涵養」42.9%、「優秀な人材の採用(採用直結型)」34.3%、「大学・研究室との関係構築」18.6%、「地域・社会貢献」13.9%、「産学連携による人材育成」7.8%、「職場の活性化」7.3%、といった結果となっています。

最大の目的は「母集団の形成」だとしている企業が最も多く、次いで「企業PR、イメージ向上」となりました。インターンシップを採用活動に直接つながるものであると認識している企業が多くあることがわかりました。

「インターンシップ参加学生の採用での優遇策」

続いて、インターンシップと採用との関係を見ていきましょう。同調査によると、インターンシップ参加学生に対して何かしらの優遇策があるとした企業は7割を超えました。優遇策を講じるとした企業に対して、どのような優遇策をとっているか聞いていますので見てみましょう。

調査の結果、「非参加学生の選考よりも早い時期に選考」49.9%、「インターン学生限定のセミナー等を開催する」42.1%、「面接の回数を減らす」23.9%、「評価が同じ場合、インターン学生を優先的に採用」20.1%、「書類選考(エントリーシート)を免除」15.4%、「筆記試験を免除」6.4%、「リクルーターを付ける」6.1%、「インターンの成績優秀者に内定(内々定)を出す」3.1%という結果となりました。

結果を見てみると、インターンシップ参加者に対してさまざまな優遇策があることがわかります。

インターンシップに行くと採用に有利?

ここまで見てきたように、「インターンシップ参加学生の採用での優遇策」というのは確実に存在することがわかりました。つまり、「インターンシップに参加することで、就活に有利になるケースはある」と言うことができるでしょう。

インターンシップに参加をする際には「なんとなく」「みんなが行くから」といった理由で参加している人もいるかもしれません。ですが、企業側から優遇が受けられるかもしれないと思えば、意識も変わってくるのではないでしょうか。志望企業や志望職種をできるだけ明確にして、目的意識を持ってインターンシップに臨みたいものです。

まとめ

今回は「インターンシップには行ったほうがいい?その理由は?」と題して、インターンシップの現状について紹介してきました。これからエントリーしてみようという人は、ぜひ参考にしてみてください。