インターンシップに参加する学生の多くは「就活に有利」と思って参加しているかと思います。これは、本当なのでしょうか。結論としては「多くの場合はそうであるが、全てのケースには当てはまらない」というのが、本当のところかもしれません。

 

 

インターンシップは採用への近道!?

 

学生側からみた「インターンシップの一番の目的」は、企業において実務を体験することであり、原則的には採用活動には無関係に実施されるものです。

しかし、企業の中には「内定直結インターン(インターンシップ中に評価され内定が付与されること)」を実施している企業は増えていますし、実際には非公式に選考活動を行っている企業もあるようです。しかし、全ての企業に当てはまるわけではありません。

つまり、公式・非公式であれ、インターンシップに参加すれば、必ず内定がもらえるというわけではなく、あくまでインターンシップの際のパフォーマンス次第だということを、しっかりと意識することが大切です。インターンシップに参加すること自体は、「就活において有利になる可能性を高める」手段ではありますが、「他の学生より早めに選考を受けている」と考える方が、よいのかもしれません。

 

 

受け入れ側としての企業の目的

 

就職支援の場としてインターンシップを行う企業にとって、どのような目的・メリットがあるのでしょうか。

 

採用候補者を見つける

インターンシップを行う多くの企業は、採用活動とは無関係とはしながらも、優秀な学生がいれば「入社してほしい」と考えています。

新卒採用の面接だけで決めるのは、企業にとっても、非常にリスクが大きいことなのです。実際、数回の面接を経て採用した新入社員でも、その3人に1人は3年以内に離職してしまうというデータがあります。

企業にとってのインターンシップが、実際の現場でじっくりとお互いの理解を深めることで、入社後のミスマッチを防ぐ手段でもあるのです。

これは企業側だけでなく、学生側にとってもメリットになります。

 

戦力としての期待

インターンシップを考える学生の多くは、「目的意識や能力の高い人材」が多いといわれています。そのため、企業側は「実際の戦力」として期待しています。

例えば、インターン生としてやってきた学生が、非常に優秀であれば、その学生に仕事の一部をお手伝いしてもらうことで、企業側にとってもマンパワー不足を補えるというメリットがあるのです。

 

企業の印象が良くなる

実際には、新人教育とは少し違う教育をする必要がありますし、インターン生とはいえすべてを学生自身の力で成し遂げることは難しいので、適切なフォローをしていく必要があります。この部分は、企業にとってはマイナス面かもしれません。

しかし、社会貢献の一環として人材育成に関わることで、企業としてのイメージが良くなりますし、また、若い学生が現場で働くことで、社内に活気が出ることも期待されます。

 

以上、いくつかあげてみましたが、企業側の目的や学生へ期待を理解した上でインターンシップに参加することも大事なのではないでしょうか。

 

インターンシップの心がまえ

 

インターンシップは内定のチャンスにつながるものもありますが、それだけにとらわれたり、「就活に有利だから」という理由で、なんとなく参加することは避けましょう。

インターンシップとは、職業体験という貴重な経験を通して、できるだけ多くこのことを学び、自分のスキルとして吸収することが重要なのです。そこから、今の自分にできること、できないことを知り、今後の課題を見つけることに、意義があります。

目的意識をしっかり持ってインターンシップに参加することで、将来の自分の働き方を、具体的にイメージできるようになり、スムーズなスキルアップも期待できるでしょう。

また、インターンシップで学んだことは、今後の就職活動の際の自信へと繫がり、自分のアピールポイントもしっかりと見えてくるはずです。

 

 

インターンシップに適した時期とは

インターンシップに参加する学生の多くは大学3年です。

しかし、インターンシップが終わると、すぐに就職活動が始まります。学ぶことは大きいですし、大学3年が決して時期が遅いというわけではありませんが、将来について考える時間が十分だとは言えません。

早いうちから行動を起こし、将来への自分への意識を高めることは、決して無駄にはなりません。できれば余裕をもって大学1・2年から始めることを、オススメします。