学生のうちから様々なビジネススキルを身につけることは、自身のスキルアップにつながりますし、就活の場でも有利に働きます。今回は、コミュニケーションスキルについて見ていきましょう、

採用選考の場で最も重視されているのは?

新卒採用を行う企業に「採用選考にあたって特に重視した点」を聞いたところ、最も多かった回答は「コミュニケーション能力」でした。データは経団連の「2017年度新卒採用に関するアンケート調査」によるものです。

「選考にあたって特に重視した点」は?

調査では、「2017年4月および2018年4月入社の採用選考活動について」の項目の中で、「選考にあたって特に重視した点」についてたずねています。回答の多かった順にランキング形式で紹介していきましょう。

■選考にあたって特に重視した点(2018年4月入社対象)

1位 コミュニケーション能力 82.0%

2位 主体性 60.7%

3位 チャレンジ精神 51.7%

4位 協調性 47.0%

5位 誠実性 44.2%

6位 ストレス耐性 34.5%

7位 責任感 23.3%

8位 論理性 22.4%

9位 課題解決能力 20.6%

10位 リーダーシップ 15.4%

以上のような結果となりました。

コミュニケーション能力は15年連続1位

上の結果を見ると、選考にあたって特に重視した点として「コミュニケーション能力」を挙げる企業が圧倒的に多いことがわかります。2番目に多いのが「主体性」、3番目が「チャレンジ精神」です。

この調査は1997年から毎年行われているものですが、「コミュニケーション能力」は15年連続での1位となりました。2位の「主体性」は9年連続です。企業が新卒者に強く求めるものは「コミュニケーション能力」や「主体性」であることが推測できます。

必要な能力を伸ばしていこう

採用選考の場面で企業が重視する点というと、ビジネスの実践に役立つ項目が上位にくるようなイメージもありますが、データから見ると実際にはそこまで重要視されていないことがわかります。

たとえば7位の「責任感」、8位の「論理性」、9位の「課題解決能力」などは、社会人として必要とされる項目ではありますが、選考段階で重視している企業はそれぞれ2割強にとどまっています。

これが新卒ではなくて中途採用の選考であれば、順位は多少変わってくるでしょう。中途採用の場合は即戦力を求めますから、より実践に役立つスキルを持っている人材を採用する傾向にあります。

しかし冒頭で紹介した調査のように、新卒採用にあたっては何よりも「コミュニケーション能力」が求められます。もちろん、実践的なビジネススキルに長けていることに越したことはありませんが、まずは最も重要視される「コミュニケーション能力」を伸ばす方法を考えてみましょう。

コミュニケーションスキルを磨こう

「コミュニケーション能力」が大切なことはわかりましたが、どのようにして能力を伸ばしていけばいいのでしょうか。実際のところ「コミュニケーション」というのは少し曖昧な言葉ですので、「これができればOK」といった線引きが難しいものです。

では、まずは「コミュニケーション」の基本的な部分から理解していきましょう。

コミュニケーションとは?

コミュニケーションとは、人間がお互いに思考や感情を伝え合うことを言います。コミュニケーション能力と聞くと、つい「社交的な人」や「自分の意見をはっきり言う人」をイメージしがちですが、自分発信で伝える能力だけでなく、相手の思考や感情を受け取る能力も必要になります。

つまり、「話す」「伝える」といった能力だけでなく、「聴く」「読み取る」「理解する」という能力も必要になります。周りとのコミュニケーションを上手に図っていくためには、一方的な発信だけでなく、相互関係を築くことが大切になります。

コミュニケーションスキルとは?

コミュニケーションスキルとは、その名の通りコミュニケーションを図るための技術です。コミュニケーション能力を伸ばしていくためには、そのためのスキルを身につけることが大切になります。

「コミュニケーション能力って、生まれ持ったものじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、あとからでも十分に身につけられるものです。社会人として順調にスタートを切るためにも、ビジネスに必要なスキルを磨いていきましょう。

どのような場面で役立つの?

コミュニケーションスキルを身につけると、ビジネスのどのような場面で役立てることができるのでしょうか。具体的に挙げてみましょう。

・会議やミーティングを効率的に進めることができる

・取引先や上司との信頼関係が築ける

・社内や社外での人間関係が円滑になる

コミュニケーションスキルの向上には上記のようなメリットがありますから、就活準備の1つとして身につけておくことが効果的です。企業が行うインターンシップに参加することはスキルアップにもつながりますから、積極的にトライしてみましょう。